ライオンズクラブ国際協会335-D地区

2016年 9月 アクティビティ報告

1R1Z 姫路ゴールドライオンズクラブ


西播磨但馬地区高等学校定時制通信制生徒生活体験発表大会

昨年度より当クラブが後援する、西播磨但馬地区高等学校定時制通信制生徒生活体験発表大会が、去る9日に姫路市花の北市民広場大ホールにて開催されました。(後援:姫路市教委、神戸新聞社、姫路GLC)

この大会は、別名“定通高校生の青春メッセージ”と称され、今回で66回を数える伝統ある大会です。

7校14名の代表者が発表するこの会は、定通制に学ぶ高校生たちが、困難を克服しつつ意欲的に学び続ける日々の体験を発表することにより、互いに高め合い励まし合う機会として長年実施されています。

この大会までに、生徒たち全員が生活体験作文を書き各クラスで発表、クラス代表者による校内大会が行われ、その内から2名の優秀生徒が学校代表として、この地区大会に出場するという、定時制通信制高等学校教育の向上と発展に資する伝統ある重要な行事の一つです。

この大会の上位者3名は県大会に出場し、うち優勝者1名のみが全国大会に出場することとなります。

 現在、県内公立定時制高等学校19校・生徒約6,500名、通信制2校・生徒約4,500名。全国でみると、公立定時制高等学校生徒約11万名、公立通信制高等学校生徒19万名の計30万名が在籍しており、ほぼ全員が参加します。

因みに、県大会は10月上旬に、(後援:県教委、神戸新聞社、サンテレビ)全国大会は11月下旬に東京(昨年度は六本木ヒルズ)で行われます。(後援:文部科学省、厚生労働省、NHK、読売新聞社)

 発表は、様々な混沌とした対人関係の中で不登校となったり、日々もがき苦しみながら自分の生き方を模索しつつも現状に満足できず、そのような自分に嫌気がさして自暴自棄になった過去を持つ生徒。

家族の中で疎外感を感じて親に反発し続けた生徒。先生の所行所作に学校へ行くことができなくなった生徒など。

そのような様々な過去をふり返りつつも、現在では生徒会の役員として、また部活動や奉仕活動などに積極的に参加することで本来の自分を取り戻し、日々元気に溌剌として高等学校生活を送っている事実を、全員が胸を張って発表していました。

私たちの周囲を見渡してみると、何事も不自由の無いかのような現在の社会。小・中・高あるいは大学(専)まで進み、社会に出て行くことがごく普通であるかの様な社会。定時制通信制に学ぶ生徒たちに目を向けると、改めて私たちライオンズクラブの奉仕活動とは何か。奉仕活動を通して自分たちの生き方在り方を考え、更に向上していかねばという意欲を掻き立てられる、発表者の熱きパワーをいただいた4時間でした。

このような大会の存在自体を、是非中学校の先生方や、全日制高等学校の先生方、保護者の方々、地域の皆様、ライオンズクラブメンバーにも聞いて頂く機会があればと思いつつ、支援を続ける所存です。

結果、最優秀には、県立飾磨工業高等学校・北地潤君「私の目指す高校生活」が、優秀賞には、豊岡高等学校・上田健太君と、県立龍野北高等学校・下森賢汰君が選ばれ、10月に行われる県大会に出場します。

なお、当クラブでは、最優秀賞を受賞した北地潤君を例会に招聘し、メンバーの研修の機会とすると共に、県大会への激励を行います。

当クラブは、今後とも次代を担う子どもたちの夢を支援し続けます

 

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